長距離索敵陣形

調査兵団が壁外遠征で生き延びて帰還を果たすためには、巨人と戦って勝つことではなく「いかに巨人と戦わないか」を考慮して動く必要がある。

現調査兵団団長のエルヴィン・スミスが考案したとされる「長距離索敵陣形」の理論によって、巨人との戦闘を局所的なものに留め本隊を守ることができるようになった結果、壁外遠征での生還率は飛躍的に向上した。

陣形は進行方向に対し半円状をしており、さながらステルス爆撃機のような形にも見える。距離を広く開け、視認できるギリギリの範囲にまで各隊員は離れている。

半円状の陣形の外周部に位置する索敵班が進路上に巨人を発見次第、警告である赤の信煙弾を打つ。それを見た左右の兵士が同様に信煙弾を打ち上げることで全隊へ巨人発見をスムーズに伝達し、本隊の団長がそれを受けて進行方向を変える合図である緑の信煙弾を打つ。今度は陣形の中央から末端へ緑の信煙弾が伝達され、全隊の進路が伝わるという仕組み。先頭の索敵部隊は馬に乗りながら巨人を探し、さらに後ろからの進路変更の信号も気にしなければいけないという、常に全神経を緊張させっぱなしの相当にハードな任務だと思われる。

通常種の巨人であれば長距離での馬の速度に及ばないためこの陣形で戦闘を避けながら進むことができるが、奇行種は囮が役に立たないため被害を避けるために実力行使が必要となる。

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