進撃!巨人中学校とは?
4/9、「進撃!巨人中学校」の単行本 第1巻が満を持して発売になりました。
「進撃の巨人」本編と同じく別冊少年マガジンで月刊連載されている「公式スピンオフ・コメディ」です。
よく4コマだと思われてるようですが、1話完結タイプのギャグ漫画。
原作・諫山創 漫画・中川沙樹
世界観は「進撃の巨人」本編とは大きく異なり、基本的に平和。
進撃中学校に入学したエレン・ミカサをはじめとしたおなじみの面々が、様々な学校行事とともに巻き起こるハプニングを解決したり解決しなかったりします。
別々の校舎で巨人も学校へ通っていますが、もちろん殺し合いはありません。揉め事はありますけど…。
原作のシチュエーションやセリフのパロディが随所にありますので、次々と人が死んでいく原作の凄惨な世界に息苦しさを感じても「中学校」を読めば気持ちが軽くなります。
登場人物は性格をデフォルメされる傾向にあり、ミカサは本編より一層エレンへの依存が強まって病んでいたり、サシャは食べ物の話しかしなかったりと記号化が顕著ですが、一方で原作とは違った方向へのキャラづけがされている人もいます。連載ではアニがラブコメ役になりつつあり、本編以上にかわいいのでぜひ読んでみて下さい。
第10話より 原作と比べてすっかり険が取れたアニ。
ミカサは彼女をエレンに近づけたくないようですが…?
(※1巻は8話まで)
難点は連載1回あたりのページ数が少ないので、単行本が出るまでに時間がかかること。
原作は1巻あたり4話ですけど、巨人中学校は8話で1冊。このままでは1年に1冊が限界です。
今回のコミックスには諌山先生と中川先生の対談が3ページ、白ページを埋めるおまけマンガが3ページ載っています。
講談社コミックプラスで第一話の試し読みができますので、興味のある方は覗いてみてはいかがでしょうか?
http://kc.kodansha.co.jp/content/top.php/1000006211
各話感想 の記事
- アニメ版と原作は年代の描かれる順番が違う - 2013/4/18
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