立体機動装置
「進撃の巨人」の世界で兵士たちが腰に装着している移動用の器具。
巨人の高さに対抗し、弱点であるうなじの部分への近接戦闘を可能とするため考案された。アンカー付きのワイヤーを打ち出し、巨人の身体や建物の壁などを支点として立体的な空間戦闘を行うことができる。
ガス圧でワイヤーを巻き取るエネルギーを利用し高速移動ができる反面ガス欠のリスクも抱えており、巨人との戦闘中にガス切れを起こすことはそのまま本人の死に直結する。
動力源のガスには氷爆石(ひょうばくせき)と呼ばれる高純度のエネルギー結晶を用い、黒金竹という金属質の竹の筒を使って高圧のガスを封じ込めることに成功した。ワイヤーは最大で30mまで伸びる。この装置の開発により、それまでは巨人に対し高所からの待ち伏せ砲撃や地面からの銃撃がせいぜいだった人類の戦術は大きな変化を遂げ、大規模な壁外遠征が現実のものとなった。(※講談社ラノベ文庫 進撃の巨人Before the fallによる)
30mもの鉄線を物理的に格納できるとは思いがたいほど見た目はコンパクトで、ウエストバッグ程度の大きさしかない。レバーによってガスの噴射やワイヤーの射出を操作する。