奇行種
「進撃の巨人」に登場する多くの巨人の行動には共通した習性があり、以下がその例である。
・人間を捕まえて殺すのが唯一の行動目的
・近くの人間に反応して集まる。より人間が多い方へ引かれる。
・人間に対し直線的に近づこうとし、障害物を迂回するだけの知能がない
このような巨人の基本的習性を利用し、人類は囮を使って巨人の動きをコントロールすることを前提とした対抗策を立案することが多い。
・数人が密集隊形をとり巨人をおびき寄せて銃で目を潰し、後方から精鋭が弱点のうなじを攻撃する
・壁上の一角に人間が集まるとそこへ巨人も殺到するため、壁に銛を植えこむことで巨人を貼り付けにして動きを封じる
などの作戦が過去に行われた。
しかし時折これらの習性を無視し、原則に当てはまらない行動をとるタイプの巨人がいる。これら通常とは異なる動きをする巨人を総称して「奇行種」と呼ぶ。対義語は「通常種」。
奇行種には近くの人間を無視して特定の人間を標的とするタイプの巨人が多く、囮役の兵士に食いつかないため想定した陣形が乱れた結果なし崩し的に戦線崩壊に至るケースがある。
広い意味では女型や鎧の巨人など、特別な巨人も奇行種に含まれる。