(16)必要

適性検査で無様な姿を晒したエレンは放課後にミカサをアルミンに手伝ってもらって特訓です。

アドバイスを受け、今度こそできる気がする!→できないというお約束の展開。

地面に頭を強打し、脳震盪を起こして担ぎ込まれる始末です。

 

ミカサは現実的に、エレンは兵士を目指すべきじゃないと言います。生産者として人類を支える、それも戦いなのだと。

兵士になれるかどうかを決めるのはエレンではなく、上層部の判断。辛うじて姿勢制御できる程度の腕前では無駄死するだけ。

ミカサはエレンと一緒に開拓地へ戻ると言い、自分と離れる心配はしなくていいと言いますが・・・

エレンと離れたくないのはミカサの方なんですよね。

 

宿舎に戻り、エレンは姿勢制御のコツを同期に聞いて回りますが、誰に聞いてもパッとした答えは返って来ません。ぶら下がるのはコツがいるとは思えない、感じろとしか言えないと。

ロープでバランスを取るのは、例えば水に浮くとか片足で立つとか、そういう感覚的なことなのでしょうか。

 

ここでライナーとベルトルトの過去が少し明らかになります。二人は同郷で、巨人に壊滅させられた村の生き残り。

ベルトルトは憲兵団の特権階級が目的と言いながらも自分の弱さと向きあおうとし、ライナーはなんとしても故郷へ帰りたいという譲れない願いを語って、エレンと打ち解けます。

 

翌日。最後の試験です。ここで達成できなければ開拓地へ送還。エレンは「根性だけは誰にも負けねぇ!」と気合で姿勢を制御!根性・イズ・大勝利!

さすが漫画だ、根拠も何も関係ないぜ!と思った途端、グルンと反転して墜落。教官はすぐにエレンを降ろせと言います。茫然とするエレン。

教官はエレンの装備を交換するように指示、すると何ということでしょう!今度は難なく姿勢制御に成功しました。

 

原因はエレンの装備が故障していたこと・・・ってオイ!そんなのもっと早く気付けよ!!どう考えてもまっ先に疑うとこだろ!!

とにかくエレンは合格、これで開拓地へ戻らずに済みました。同期の方へ目をやり、「どうだミカサ!やったぞ!オレはやれる!」と内心訴えるエレン。

アルミンもそれを感じて「目でどうだ!って言ってるよ」と嬉しそう。なのにミカサはそれを否定して

「いや違う これで私と離れずにすんだと思って安心してる・・・」

え? アルミンやライナーが思わずぎょっとします。なにいってんのこいつ・・・ちょ、この子ってヤバい系?っていう顔です。

ミカサがところどころエレンの内心を偏執的な解釈でねじ曲げる様子が見られますね。怖いです。

 

教官の独白「グリシャ・・・今日お前の息子が・・・兵士になったぞ」

教官とエレンのパパは知り合い以上の関係のようです♂

グリシャは昔兵士だったのでしょうか?単なる友人?それとも他に何かつながりが・・・?

 

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