(8)咆哮
巨人が巨人を襲うなんて聞いたことがない・・・
戸惑いながらも目を離せないミカサ。
すかさずアルミンがミカサを抱き上げて屋根の上へ救助。
僕ならここでさりげなく胸のあたりを捕まえるところですが、アルミンはそんなことしませんでした。がっかりです。
先ほどの巨人、さらに別の巨人と相対しています。そしてなんと拳を固め、ファイティングポーズを取った!!
一撃で叩き伏せ、相手が再生しないようにきっちりトドメを刺す巨人。
これは今までの巨人とは違います。明らかに考えて行動している!
アルミンはミカサとガスボンベを交換し、自分を置いていくよう提案。ただし自決用の刀だけは残して行ってくれと。
ミカサはアルミンを残すことを拒否。強い口調で置いて行ったりしないと宣言しますが、アルミンは自分のせいでエレンを死なせた負い目があるため、逡巡します。
悩んだ末、アルミンは考えがあると切り出します。
一方ジャン達は・・・徐々にガス切れの者、それを助けようとして返り討ちにあう者が増え始めました。冨樫漫画に出てきそうな顔の巨人がいます。
ジャンはここで現実的な決断。仲間が食われているスキに本部へ突っ込む!
一度足を掴まれながらも、巨人の指を切り飛ばして脱出!もう少し胴体の方を掴まれていたらアウトでした。間一髪で拠点へ滑り込みます!
中で膝を抱えていた補給班をボコって憤るジャン。どうしようもなかったと抗弁する補給班ですが、
「それを何とかするのがお前らの仕事だろうが!」と責め立てます。まあ正論ですよね。命かかってますし。
拠点に人が集まりすぎたせいで、余計に巨人が群がって来ました。
巨人は視覚で兵士たちを見つけて集まっているのではなく、何かしらの超感覚で認識しているように思えます。
圧倒的な巨人の数に絶望するジャン。「これが普通だよな・・・」
現実はそうそう漫画のようには行かないということでしょうか。
そこへゴッ!と何者かの拳が、拠点に群がるオッサン型巨人を吹き飛ばします。
さきほどミカサを助けたあの巨人です。ミカサたちがここまで誘導してきたのでした。
アルミンが考えついた策とは、巨人の力を利用して脱出することでした。
ここまでは上手く行ったようです。
なぜ、あの巨人は人間に興味がないのか?
普通の巨人たちの空虚な目と違い、明らかに目に意志が宿っているように見えます。
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