特別編 リヴァイ兵士長

普段は別冊少年マガジンに連載している「進撃の巨人」ですが、週刊少年マガジンに出張掲載された特別編です。

 

調査兵団の構成員については、これまであまり語られたことがありませんでした。

連載初期にいきなり敗走してきて「なんの成果も得られませんでした!」って叫んじゃった自己陶酔オッサンのシーンくらいでしょうか。

 

今回登場するのが調査兵団の兵士長リヴァイとその側近です。

一人で一個旅団並の戦力を持つ人類最高の兵士、リヴァイ。「旅団」という単位は通常で数千人規模だと思われますので、まさに一騎当千。

以前のジャンの言葉によると巨人一体を倒すのに30人が死んだらしいですから、リヴァイ一人で1000人分とすると、30体以上の巨人を相手取って戦うことができるかもしれません。

体格は小柄で、ちょっと険のあるきらいですがエレンにも少し似ています。部下にテキパキと指示をし、巨人2体を瞬く間に葬り去ります。

巨人の返り血に「ちっ・・・汚ねぇなチクショー」などと乱暴な言葉づかいから、武力におごり尊大で自己中心的なタイプの人物かと思われましたが、瀕死の部下を励まし、安心して死ねるように手を握って勝利を誓います。

部下の手は血まみれですが、先程「汚ねえなチクショー」といって拭ったばかりの手で今回は意に介さずギュッと握りしめます。撤退を命じた上官に対し「俺の部下は犬死か?」などと怪訝な顔をしていることからも、部下に対し思いやりを持ったナイスガイであることがわかります。

 

上官の言葉によると「巨人が街を目指して一斉に北上を始めた」「5年前と同じだ」

5年前と同じ、ということで時系列は現在の物語と同じ時点だとわかります。

彼らが今いるのは市街地です。巨人に襲われているポイントが彼らから見て北ということは、ここは5年前に壊滅し放棄されたウォールマリアの内側、つまり一番外側の円周の中で、エレンやミカサたちが戦っている場所から南進したところだと推測されます。

 

前回の市街地戦では、調査兵団は出払っていたため訓練兵団が出陣することになりました。

リヴァイたちがその留守にしていた主力兵団なのでしょう。街へ引き返していくようですが、その後は?

 

 

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